初めて「機械製図CAD作業」を受検する方は、まずどんな道具を揃えたら良いのか悩みますよね。
今回は、検定を受けるにあたってどんな道具を準備したら良いか説明します。
また、私が購入した参考書も紹介します。
試験の概要についてはこちらの記事(外部サイト:がじゅブログ)でも紹介しているので参考に読んでください。
Contents
製図検定に必要な道具
早速私が実際に使用した道具たちを紹介します。
- 消せる蛍光ペン
- プラスチック(透明)の30cm定規
- 30cmの三角スケール
- 三角定規、分度器(大きさは小学校で使うようなもの)
- テンプレート
- 関数電卓(一般的な電卓でも可)
消せる蛍光ペン

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なぜ?と思うかもしれませんが、目的としては「渡される課題図の中から、部品図(一品図)を色分けする」です。
課題で指定された部品だけでなく、他の部品についても色分けできると課題の組立図がぐっと見やすくなるので、複数色あると良いです。
ポイントは「消せる」ということですね。複雑な図面だと間違えてしまうと思うので、フリクションはやはり優秀です。
プラスチック(透明)の30cm定規

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試験の基本は、「課題図から寸法を拾って作図する。」なので、定規は必須アイテムです。私は家にあった適当な定規を使っていました。
1級の試験ではA1(594×841mm)、2級の試験ではA2(420×594mm)、3級の試験ではA3(297×420mm)サイズの図面が配られるので、いずれにせよ30cmは必要です。
短い定規を使用すると、欲しい寸法に足りず、計測ミスが発生してしまう可能性があるので長いものを用意しましょう。
ちなみに、試験で作図する寸法は±1mmの誤差が許容されています。
30cmの三角スケール

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図面の縮尺が1:1の問題であれば上の30cm定規で事足りますが、縮尺が1:2という試験も過去出題されています。
そこで活躍するのがこの三角スケールです。
実作業において紙の図面から実寸を測ることは少なくなりましたが、製図資格ホルダーとなるのだから、格好つけるためにもひとつ持っておくと良いでしょう。
三角定規、分度器(大きさは小学校で使うようなもの)
三角定規は平行な線を計測したいときに使えます。分度器もあれば便利かもしれませんが、これらは正直用意しなくても問題ないです。
備えあれば憂いなし、程度に思っておけばOKです。
テンプレート

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主な用途は、図面のフィレット(部材の角を丸める加工)サイズの計測です。
フィレットサイズは必ず図面に記載する必要がある内容なので、持っておくと簡単に計測できて便利です。
あとは仕事中にも綺麗な手書き資料を作れたりもするので、あると何かと便利なアイテムです。
関数電卓(一般的な電卓でも可)

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計測した寸法を足したり引いたりするのが目的なので、関数電卓である必要はありません。
電卓は持ち込めるので、計算時間の短縮と計算ミスを避けるために使用しましょう。
なお、「プログラム機能付き」の関数電卓は使用できないので、要注意です。
以上が私が試験時に使用した道具たちです。
家にあるもの+αで十分対応可能だと思うので、忘れないように準備しましょう。
おすすめ参考書
私が購入した参考書を紹介します。
\機械製図CAD作業技能検定試験突破ガイド 1.2.3級実技試験対応/

機械製図CAD作業技能検定試験突破ガイド 1.2.3級実技試験対応 [ 河合優 ]
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実技試験対応と書かれていますが、学科試験で必要となる基本的な内容も書かれています。
これ1冊あればあとは過去問を解いていく、という勉強の仕方で十分合格のレベルまで到達できます。
以下に目次を紹介します。
第1章 CAD機械製図技能士試験(1級、2級、3級の実技試験を実際に解いていく手順が図で書かれています。)
第2章 機械製図
第3章 CAD機械製図とJIS規格ー実技試験の線の使い方ー
第4章 CADの図形の表し方ー実技試験の図形の描き方ー
第5章 CADの寸法の表し方ー実技試験の寸法記入ー
第6章 その他の指示事項ー実技試験の重点項目ー
第7章 組立図の読解ー実技試験の解読の手順ー
第8章 1級の計算問題ー1級実技試験準備ー
第9章 学習の手順ー製図入門者、学生に向けてー
さいごに
まずはこれらの道具を準備して、使い方に慣れておくのが大事ですね。
上で紹介した参考書は本当に役に立ちました。
私がここで記事を書くのにも非常に助かっています。
それだけエッセンスが詰まっているということですね。
それでは、合格に向けて一緒に頑張りましょう!
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